2010年度大阪社会保障学校 (後半)
2010/08/24/Tue

「社会保障の拡充と財源問題」
くらしと経済研究所 山家 悠紀夫 氏
【日本の財政事情・現状】・・・・・省略
【貧弱な日本の社会保障】
☆社会保障政府支出、現状 → 100兆円
制度を独仏並みにするにはあと40兆円の支出拡大が必要である
☆その財源をどうするのか
1、国内余剰金260兆円の活用
・政府金融資産500兆円を利用(埋蔵金の現金化)
→円高傾向、低金利、日本国債の人気急上昇中(EUの金融不安で)
資金調達し易い状況で毎年5兆円づつ進める。
2、景気をよくする(好景だけで10兆円の増収予算化)
・社会保障拡充こそが最高の景気浮揚策
a、介護労働現場への補充・拡大
b、障害者雇用対策
c、医療費等の自己負担軽減策
3、無駄な支出の削減 (→最大のムダは軍事費の5兆円)
・せめて「思いやり予算」位は青天井にせず、削るべき。
4、それでも「負担の増額」は中長期的には絶対に免れない!!
→西欧諸国に比べ低い国民負担率!!(西欧並みにするなら西欧並みの負担を)
★「誰が負担する??」
→☆負担能力のある者が負担する
a、大企業にもっと負担を求めるべき → 法人税減税等論外!!
b、高額所得者にも負担能力がある → 勤労意欲は阻害されない!
c、資産所得者にもきちんと課税を! → 今は負担能力があるのに優遇されている。
d、将来は一般国民の負担も必要だが・・・
☆消費税ではなく、所得税で対処可能 → 累進課税のため公平である。
【消費税をめぐる状況】
1、消費税は・・・。
a、金持ちに優しく、貧乏人に厳しい不公平な税である。
b、大企業に優しく、中小零細企業に厳しい、弱いものいじめの税である。
c、景気を冷やす(悪くする)税である。
→消費税増税は最悪の選択である。
2、社会保障目的税としての「消費税」は?
a、「道路目的税」の前例で、
目的を果たすために「税収があれば使う」、「なければ使わない」(使えない)と議会(市民)が
コントロールできない税である。
→行政にとっては都合のよい税制である。
→「財政民主主義に反する考え方で、目的税制度そのものに問題あり。
b、「社会保障」か「消費税増税」か?・・・民主党も消費税が社会保障目的税ならば増税OK!と。
→社会保障と天秤にかけるべきなのは、消費税なのか!?
☆本来、対立しないものを対立させている



